本記事では高知名物の中でも、7月が旬といえる魚に焦点を当てて、一覧で解説していきます。
7月の高知は海産物よりも川魚が人気？ 一体どんな魚介類を食べるべきでしょうか。
また、高知名物「かつお」は7月は旬にあたるのか。これらについて、地元高知の水産会社が解説していきます。
※旬は学術的に定義されるものではないので、若干の地域差があります。
※年によっても異なるので、参考程度にご確認ください。
※各月の旬は「高知の魚・水産物の旬カレンダー（1月～12月）」でチェック！
目次
7月が旬の高知の魚①：アユ（天然）
日本三大清流のひとつ「四万十川」や、水質日本一の「仁淀川」など、美しい河川を多く有する高知県は川魚に恵まれています。
なかでも天然鮎（アユ）は高知で食べるべき川魚の代表で、『あゆ王国高知』とも称されます。高知では、5月中旬～10月頃に旬を迎えます。
主な産地は四万十川、仁淀川、奈半利川、物部川、安田川、吉野川などです。高知名物の、頭から尻尾までの身に酢飯を詰める「鮎の姿寿司」は、郷土料理を楽しみたい方におすすめ。
他にも、きれいな河川に囲まれながら行う「アユ釣り」も人気が高く、解禁される5月中旬頃からは多くの方が高知に訪れます。初心者の方にはアユ釣り体験もありますよ。
ぜひ高知のきれいな川でとれたアユの、食（香り・旨み）と体験を楽しんでください。
7月が旬の高知の魚②：うなぎ（天然）
うなぎは南国高知の夏を代表する魚で、6月～9月頃に旬を迎えます。
天然うなぎは、四万十川や仁淀川など県内各地の清流でとれます。透き通った水で育った天然うなぎは格別です。夏のスタミナ補給もかねて、ぜひ高知で旬をお召し上がりください。
また天然うなぎだけでなく、高知は全国屈指の養殖うなぎ産地です。田野町の奈半利川流域で生産される「西岡うなぎ」や、四万十町の四万十川流域で生産される「四万十うなぎ」が有名で、いずれも全国に根強いファンを抱えています。
技術の進歩によって、うなぎは天然よりも養殖の方が美味しい場合も少なくありません。旬を楽しめる天然、一年を通して美味しい養殖、お好みの方をお召し上がりください。
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【四万十産】養殖 四万十うなぎ（蒲焼き・白焼き）
▼西岡うなぎのご購入はこちら
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7月が旬の高知の魚③：手長エビ（川海老）
「魚」ではありませんが、高知名物の水産物として「手長エビ」は外せません。
手長エビとは川に生息する比較的小さなエビのことで、名前の通り長い”手”が特徴。高知県では6月～9月頃が旬にあたります。
県内各地を流れる河川に生息していますが、なかでも四万十川でとれる手長エビが有名。高知の手長エビ文化を守るため、中土佐町の事業者が世界で初めて養殖で量産に成功したことは話題を呼びました。
塩の素揚げ、または唐揚げで食べるのが高知流。県内の居酒屋などでは扱っている店舗が多いので、ぜひアツアツをお召し上がりください。
7月が旬の高知の魚④：金目鯛（キンメダイ）
高知県東部に位置する「室戸市」の名産品、金目鯛は6～7月頃と12～2月頃が旬にあたります。
冬の旬と比較して、梅雨から初夏にかけての金目鯛は産卵シーズン直前を迎え、身が太って脂がノっているのが特徴。
この時期は特に刺身でその身質を楽しむのがおすすめです。室戸市名物「キンメ丼」などの丼も人気があります。
高知の金目鯛の漁獲量は西日本一（全国4位）を誇ります。なかでも室戸沖の金目鯛漁は漁場が近く、一本釣り直後に日戻りで水揚げしているため、鮮度が抜群です。
夏の高知を訪れたなら金目鯛は必食。ぜひ濃厚な刺身をお楽しみください。
7月が旬の高知の魚⑤：シイラ
ハワイでは「マヒマヒ」と称され、暖かい海域に生息するシイラ。高知の土佐沖はシイラの絶好の漁場であり、高知では5月～11月頃が旬にあたります。
鮮度落ちが早いシイラでも、漁場が近い高知では刺身で食べることが可能です。日本テレビ『満天☆青空レストラン』でも放送され有名になりました。
香南市や四万十町が主な産地です。
7月はかつおの旬にあたる？特徴は？
高知のかつおの旬は、初鰹/上り鰹（3月～5月：春）と戻り鰹（9月～11月：秋）です。
夏にあたる6月・7月・8月は旬には該当しませんが、冬のように水揚げが落ち込むわけではないのでご安心ください。
いわゆる「夏鰹」は、さっぱりとした初鰹と、脂が濃厚な戻り鰹の中間にあたる身質が特徴。夏休みシーズンでもあるので、かつおを求めて多くの方が高知を訪れます。
旬でなくても高知のかつおは格別ですよ。
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高知の旬の魚を食べられる魚市場
高知で新鮮な魚を食べられる魚市場は「久礼大正町市場」「高知市中央卸売市場」「ひろめ市場」の3つです。
水揚げ直後の最高品質のかつおを食べるなら「久礼大正町市場」がおすすめ。「ひろめ市場」はアクセス良好で、高知を代表する観光地です。「高知市中央卸売市場」も、併設された食堂で楽しめます。
それぞれの市場内の人気店やアクセスの詳細は「高知観光で外せない魚市場３選！ランチ・食堂の人気店も紹介！」で解説しています。ぜひご覧ください。
高知の美味しい魚・水産物を購入するなら七和海岸通り市場
多くの川魚が旬を迎える7月。夏鰹も美味しいですが、あえて川魚を楽しむプランも良いのではないでしょうか。もちろん金目鯛も必食です。
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