本記事では高知名物の中でも、11月が旬といえる魚に焦点を当てて、一覧で解説していきます。
11月の高知は何を食べるべきなのか。高知名物「かつお」は11月は旬にあたるのか。
これらについて、地元高知の水産会社が解説していきます。
※旬は学術的に定義されるものではないので、若干の地域差があります。
※年によっても異なるので、参考程度にご確認ください。
※各月の旬は「高知の魚・水産物の旬カレンダー(1月~12月)」でチェック!
目次
11月が旬の高知の魚①:かつお(戻り鰹)
高知を代表する魚「かつお」は、3月~5月と9月~11月の二度旬があり、このシーズンのかつおは「戻り鰹」と呼ばれます。
回遊魚であるかつおは、春~夏にかけて餌を求めて北上し、秋~冬にかけて南下します。
南下中である戻り鰹は成長し大きくなっているので、濃厚な脂ともっちりとした食感が特徴。初鰹に比べてサイズも大きいため、刺身・タタキのどちらで食べても美味しいです。
高知流の「藁焼き」との相性も抜群で、濃厚な脂と口の中で爆発する藁の香りのコラボはやみつきになります。
11月は戻り鰹の終盤です。ぜひ1年のかつおの締めくくりに、高知の戻り鰹をお楽しみください。
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11月が旬の高知の魚②:うつぼ
高知の魚として人気が高いうつぼは、10月〜3月頃が旬にあたります。
高知県では主にうつぼのたたきや唐揚げ、刺身などで食べます。
その独特の食感と味は、県外から観光に来た人は驚くこと間違いなし。高知を代表する水産物の珍味です。
11月が旬の高知の魚③:清水さば(ゴマサバ)
高知県西部に位置する土佐清水市が誇るブランド「清水さば」は、10月〜2月頃の寒い時期が旬にあたります。
清水さばとは、土佐清水市で水揚げされた「ゴマザバ」のうち、脂のノリと鮮度の良さが一定の基準値をクリアした個体のみが冠することのできるブランドです。
サバは全国一般的に巻き網で大量に水揚げされますが、清水さばは一本釣りであるため、身の状態が抜群です。
またサバは鮮度落ちが早いため刺身で食べることは難しいですが、品質が高い清水さばは刺身で食べることができます。「真さばしか食べたことがない」「サバを刺身で食べたことがない」という方は、ぜひ食べてみてください。
11月が旬の高知の魚④:沖うるめ
高知県の沖うるめは10月〜2月頃に旬を迎えます。(沖うるめは高知の方言で、全国的にはメギスと呼びます。)
沖うるめの丸干しは、酒をこよなく愛する高知県民の大好物。居酒屋やスーパーなどで広くお買い求め可能です。
独特な旨みと苦みは、ビールはもちろん、熱燗や熱い焼酎などと相性抜群。ぜひ肌寒い11月にお楽しみください。
11月が旬の高知の魚⑤:シイラ
暖かい海域に生息するシイラ。温暖な水温の土佐沖は絶好の漁場で、高知では5月~11月頃が旬にあたります。
鮮度落ちが早いですが、漁場が近く水揚げ直後のシイラを食べられる高知では刺身で食べることも可能。四万十町や香南市が主な産地です。
高知の旬の魚を食べられる魚市場
高知県内の魚市場は「久礼大正町市場」「高知市中央卸売市場」「ひろめ市場」の3つです。
『鰹の國』や『土佐の一本釣りの町』と称され県内屈指のかつおを食べられる「久礼大正町市場」、かつおを始め様々な高知名物を同時に楽しめる「ひろめ市場」、併設された寿司店が有名な「高知市中央卸売市場」など、それぞれ特徴があります。
市場内の人気店やアクセスの詳細は「高知観光で外せない魚市場3選!ランチ・食堂の人気店も紹介!」で解説しています。ぜひご覧ください。
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戻り鰹シーズン終盤である11月は、高知の観光におすすめの時期です。
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