本記事では高知名物の中でも、5月が旬といえる魚に焦点を当てて、一覧で解説していきます。
初夏に入り観光が活発になり始める季節、高知では何を食べるべきなのか?
高知名物「かつお」は5月は旬にあたるのか。これらについて、地元高知の水産会社が解説していきます。
※旬は学術的に定義されるものではないので、若干の地域差があります。
※年によっても異なるので、参考程度にご確認ください。
※各月の旬は「高知の魚・水産物の旬カレンダー(1月~12月)」でチェック!
目次
5月が旬の高知の魚①:かつお(初鰹)
高知観光で外せない魚「かつお」は、3月~5月と9月~11月の二度旬を迎えます。
1年のうち、前半の旬にあたるかつおは「初鰹」と呼ばれ、餌を求めて北上している最中に水揚げされた個体をそう称します。
戻り鰹(餌を食べて大きくなり、南下中に水揚げされる個体)よりも、脂は控えめ、身質はさっぱりです。
初鰹は刺身で食べても十分美味しいですが、その身質は高知名物「藁焼きタタキ」との相性が抜群。鮮度の高い初鰹の藁焼きタタキを、粗塩で食べればかつおの概念が変わります。
高知県では、初鰹の期間は観光シーズンです。観光客が大幅に増え、盛り上がりをみせるので、この時期は楽しいのではないでしょうか。
例年5月下旬まで初鰹は水揚げされますが、6月になれば初鰹が終わります。ぜひ初鰹シーズンのうちに高知産の初鰹をお楽しみください。
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5月が旬の高知の魚②:アユ(天然)
日本三大清流のひとつ「四万十川」や、何度も水質日本一を獲得し仁淀ブルーとして知られる「仁淀川」。この他にも美しい河川を有する高知県は、川魚にも恵まれています。
中でも「アユ」は、高知県で食べるべき川魚の代表で、5月中旬~10月頃に旬を迎えます。
主な産地は四万十川、仁淀川、吉野川、奈半利川、安田川、物部川など。頭から尻尾までの身に酢飯を詰める「鮎の姿寿司」は、高知の郷土料理です。
また食べるだけでなく、アユ釣りもおすすめです。釣り解禁は例年5月中旬から始まり、この時期には県内外からアユ釣りに多くの方が高知を訪れます。初めてという方には、アユ釣り体験を提供している事業者もあるので、ご利用ください。
アユは日本全国で食べることができますが、香りと旨みは河川の水質の高さに比例します。高知のきれいな川でとれたアユの違いをぜひ楽しんでください。
5月が旬の高知の魚③:キビナゴ
主に南日本に生息し、高知では全域で漁が盛んなキビナゴは、3月~5月頃が旬を迎えます。
鮮度の落ちが非常に早く、刺身で食べることは難しいとされるキビナゴですが、産地として有名な宿毛市では刺身で食べることも可能です。宿毛名物「きびなご丼」は、ご当地の丼として高い人気を誇ります。
他にも、天ぷらや唐揚げで食べるのも絶品です。県内の土産店では加工品も多く販売されているので、この時期はキビナゴを狙ってみても良いのではないでしょうか。
5月が旬の高知の魚④:シイラ
ハワイでは「マヒマヒ」と称され、暖かい南国の海に生息するシイラ。南国土佐の高知県沖は全国屈指の漁場であり、定置網や巻き網漁で捕獲されます。
高知県では5月~11月頃に旬を迎え、鮮度落ちが非常に早いシイラでも、地元では刺身で食べることが可能です。日本テレビ『満天☆青空レストラン』でも放送され有名になりました。
他にもフライやムニエルで食べるのもおすすめ。香南市や四万十町が主な産地です。
高知の旬の魚を食べられる魚市場
高知県内の魚市場は「久礼大正町市場」「高知市中央卸売市場」「ひろめ市場」の3つです。
県内でも特に美味しいかつおが食べられると名高い「久礼大正町市場」、かつおやキビナゴなど高知名物を同時に楽しめる「ひろめ市場」、併設された寿司店が有名な「高知市中央卸売市場」など、それぞれ特徴があります。
市場内の人気店やアクセスの詳細は「高知観光で外せない魚市場3選!ランチ・食堂の人気店も紹介!」で解説しています。ぜひご覧ください。
高知の美味しい魚・水産物を購入するなら七和海岸通り市場
初夏で気候も丁度良い5月は、旬の高知名物の魚も多くなりおすすめです。
初鰹は5月下旬までなので、かつおを中心とした観光をご希望の場合は急ぎましょう。(次のかつおの旬は戻り鰹の9月からです。)
また、この時期に高知に行けないという方は、ぜひ七和海岸通り市場をご利用ください。
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ぜひ一度ご利用いただき、高知が誇る海の幸をお楽しみください。