栄養豊富な黒潮が流れる太平洋に面している高知は、魚の養殖が盛んです。
全国トップクラスを誇る魚種もあり、県の経済を支える重要産業でもあります。
本記事では、高知で養殖されている代表的な魚を一覧で紹介していきます。
※記事監修:高知市に本社がある、七和海岸通り市場の運営元「株式会社七和」
※記事執筆:高知の美味しいものに詳しい、株式会社七和の従業員
クロマグロ
老若男女に愛されているクロマグロですが、高知で養殖が盛んに行われていることはご存じでしょうか。生産量は全国で3位を誇り、規模はますます大きくなっています。
なかでも有名なのは、大月町の宿毛湾で養殖されている「黒潮本まぐろ」です。その品質はお墨付きで、2021年に開催された『全国養殖クロマグロ品評会』では最優秀賞を受賞しています。
宿毛湾は
・クロマグロの生育に合った水温が適度に保たれている
・海水の出入りが激しく水質が悪化しにくい
・近くに河川が無く淡水が入り込まない
などの要素がそろっており、クロマグロの養殖に適した環境といえます。
適切な環境でストレスなく育った個体は、見た目や味が高水準となっています。
▼黒潮本まぐろのご購入は以下から
日本一黒潮本まぐろ(赤身・中トロ・大トロ)|高知産品通販サイト 七和海岸通り市場
うなぎ
日本最後の清流と称される「四万十川」や、水質日本一を誇る「仁淀川」など、高品質な河川を有する高知は、全国屈指の養殖うなぎ産地です。
なかでも有名なのは、四万十川産の「四万十うなぎ」と、田野町を流れる奈半利川産の「西岡うなぎ」です。いずれも全国に根強いファンを抱えています。
どちらも「蒲焼き」に定評があり、独自のタレで食べると絶品です。
▼四万十うなぎのご購入は以下から
【四万十産】養殖 四万十うなぎ(蒲焼き・白焼き)
▼西岡うなぎのご購入は以下から
【田野町産】養鰻 西岡うなぎ(蒲焼き)
真鯛
高知は全国有数の真鯛の生産地でもあります。
須崎市南部に広がる野見湾や須崎湾、宿毛市と大月町をまたがる宿毛湾で養殖が盛んに行われ、「海援鯛」や「乙女鯛」、「直七真鯛」といった養殖方法や餌にこだわったブランド物の取り組みが進められています。
真鯛は温暖な海域を好むため、黒潮との相性は抜群です。
かんぱち
県内では「シオ」や「ネイリ」と呼ばれ親しまれるかんぱちは、高知の養殖水産物の代表です。
なかでも、須崎市の野見湾は、かんぱち養殖発祥の地と言われ、『須崎勘八』などのブランドも育てています。
リアス式形状による養殖に適した地形の中ですくすくと成長し、徹底した品質管理によって美しく艶のあるかんぱちへと成長していきます。
ぶり
高知では年間約300万尾のぶりが宿毛湾で養殖されており、1年を通して親しまれています。
ぶりは潮の流れが速い海域を好む傾向があるため、海流のぶつかり合うことで常に海水が流れ込んでくる宿毛湾は成長に適した環境です。天然物に負けない品質は、黒潮に面する高知ならでは。脂のノリに定評がります。
真あじ
日本で漁獲されるアジの中でも代表的な真アジは、宿毛湾で養殖が盛んです。
主に浅瀬で育ち脂ノリの良い「黄アジ型」が養殖で用いられています。
イサキ
磯釣りや船釣りで高い人気を誇るイサキは宿毛湾で養殖が行われており、生産量は全国でも上位に位置します。
成長するのに時間がかかるため、あまり養殖向きではないといわれていたイサキですが、養殖業の発展に伴い近年ではその問題も解決しました。
スズキ
身近な高級魚として、県内でも高い人気を誇るスズキは宿毛湾で養殖が行われています。
主に成長速度が速いとされるタイリクスズキが用いられており、成魚になっても斑点が残るため天然物と違いが分かりやすいです。
高知の水産物を購入するなら七和海岸通り市場
太平洋や清流の恵みを受けて育つ高知産の養殖魚は、たくさんの方に味わっていただきたい自慢の一品です。
養殖魚のほかにも、「高知ならでは」の水産物を通販でお取り寄せしたい場合には、七和海岸通り市場をご利用ください。
七和海岸通り市場とは、高知の水産会社が選び抜いた高知の特産品を、魚・水産物中心に取り揃えた通販サイトです。
ぜひ一度ご利用いただき、海の幸に恵まれた高知の産品をお楽しみください。