高知県はかつおの名産地として知られおり、年間を通してたくさんの方が訪れ、その味を楽しんでいます。

しかし、広大な海に囲まれた高知では、かつお以外にも魅力あふれる魚が多数存在していることをご存じでしょうか。特にマグロは代表例であり、全国でも有数の名産地として有名です。

本記事では、マグロの人気養殖ブランドや人気店を紹介していきます。

※記事監修：高知市に本社がある、七和海岸通り市場の運営元「株式会社七和」

※記事執筆：高知の美味しいものに詳しい、株式会社七和の従業員

高知はまぐろの名産地

高知県の西側にある大月町では、マグロの養殖が盛んに行われており、全国3位の生産量を誇ります（2017年時点）。なぜ高知県の中でも大月町でマグロの養殖を行っているのでしょうか。

その秘密は海にあります。大月町の宿毛湾は、マグロの回遊場所に近く、種苗となる稚魚を確保しやすいです。

さらに、高頻度の海水交換による水質汚染の防止や、近くに河川が無いことにより、マグロが苦手とする淡水の流入を防ぐなど、マグロの養殖に適した環境が整えられています。

高知のマグロの人気ブランド

高知県の養殖マグロの中でも、多数の方から評価を獲得している人気ブランド「黒潮本まぐろ」「本鮪の極」について紹介していきます。

黒潮本まぐろ

黒潮本まぐろは、2021年に開催された全国養殖クロマグロ品評会にて最優秀賞を受賞しました。

大月町の宿毛湾で養殖されており、約２年間で稚魚から50㎏を超える成魚へと成長します。生育環境はもちろんのこと、漁獲後の保存方法にも力を入れており、水揚げ直後に船上で丁寧に処理を行った後、プロトン凍結技術を用いることで高鮮度を保ったままの状態で保存が可能です。

新鮮な黒潮本まぐろ本来の味を楽しむには、刺身にするのが良いでしょう。生同然の旨みをダイレクトに感じることができます。

ほかにも海鮮丼・寿司・ステーキなど味わい方は様々です。

本鮪の極

本鮪の極は、その鮮度や食感による美味しさから多くの方に選ばれています。生育環境が整っている宿毛湾でのびのびと成長したマグロを、プロトン凍結技術により生同然の鮮度を保ちつつ食卓へ運ばれます。

新鮮なマグロは、刺身・丼ぶり・寿司と様々な料理で味わうことが可能です。マグロのプロ集団が手塩にかけて育てた一品、ぜひ召し上がってみてはいかがでしょうか。

高知県のマグロが美味しい人気店3選

高知県には、美味しいマグロを味わえるお店が多数存在します。中でも特に人気が高い「花まぐろ」「いごっそ」「黒潮茶屋」の３店舗について、紹介していきます。

花まぐろ

高知市追手筋に店を構える花まぐろでは、マグロを中心とした高知で獲れる海の幸を使用した、和・洋・創作と幅広い料理を楽しめます。

マグロの希少部位を使った料理も提供しており、女性を中心に幅広くの方から評価を獲得しているお店です。

いごっそ

宿毛市に店を構えるいごっそでは、大月町で水揚げされたマグロを鮮度抜群の状態で味わうことが可能です。

予算に合わせてお店のオススメ料理を提供してくれるため、注文に迷うことなく、高知の海の恵みを楽しむことができます。

黒潮茶屋

高知市帯屋町のひろめ市場内に店を構える黒潮茶屋では、黒潮本まぐろを使用した料理を提供しています。

ひろめ市場に伺った際は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

黒潮本まぐろを購入するなら七和海岸通り市場

環境に恵まれた高知の海で育まれたマグロは、その味や鮮度から多くの方にご好評を頂いています。

高知といえばかつおのイメージが強いとは思いますが、これからはマグロにも目を向けてみてはいかがでしょうか。

今回紹介した「黒潮本まぐろ」は、高知の魚・水産物を幅広く取りそろえている『七和海岸通り市場』にてご購入が可能です。

高知が誇るマグロを、ぜひ一度お召し上がりください。