高知が誇る名産品である鰹のたたき。本場高知ではもちろん絶品のタタキを味わえますが、県外まで行くのがたいへんという場合でも、通販などを利用しそれぞれのご家庭でなんら遜色のない味を楽しむこともできます。
しかしその際に覚えておきたいのが解凍方法です。適した解凍方法を行う事により、より本場に近い味を楽しむことができます。
今回は冷凍鰹のたたきの解凍方法について解説していきます。
※記事監修:高知市に本社がある、七和海岸通り市場の運営元「株式会社七和」
※記事執筆:高知の美味しいものに詳しい、株式会社七和の従業員
目次
冷凍鰹のたたきは解凍の仕方で味が大きく変わる!
冷凍鰹のたたきは、解凍の仕方によって味が大きく変わることをご存じですか。解凍なんてどうやっても同じだと思うかもしれません。しかし、解凍方法が適していなければ、いくら美味しい物でも味が落ちる可能性があります。
適した解凍方法と聞くと難しく感じるかもしれませんが、ご家庭にある冷蔵庫や水道設備だけで簡単に行えるため、特別な機械などを購入する必要はありません。冷凍鰹のたたきを本場に近い味で楽しむためにも、解凍方法はとても重要です。
冷凍鰹の解凍方法3選
解凍方法にも様々な種類がありますが、冷凍鰹のたたきにはどのような解凍方法が適しているでしょうか。 ここでは、冷凍鰹に適した解凍方法3選をおすすめ順に紹介していきます。実際に解凍する場面も載せておりますのでぜひ参考にしてください。
流水解凍
流水解凍は、真空パックに入ったかつおをボウルなどに入れ、直接水をかけながら解凍する方法です。短時間での解凍が可能なので解凍まで時間をかけたくない、すぐに食べたいという場合に適しています。
ただし、ドリップが発生しやすく、うまみも流れてしまいやすい点には注意しましょう。冷凍鰹を解凍する際には15分~20分程度を目安にし、中心に硬さが残る程度に解凍すると切りやすくなりおすすめです。
冷蔵解凍
冷蔵解凍は、冷蔵庫で半日~一日かけて解凍する方法です。
ゆっくりと解凍するため、細胞に傷が入りづらく、ドリップの発生を抑えることができます。冷蔵庫から取り出す際には水分をふき取ることを忘れないようにしましょう。
特に解凍を急いでいない方は、ぜひ試してみてください。
冷蔵庫で氷水につけて解凍
冷蔵庫で氷水につけての解凍は、冷凍かつおを氷水に入れて冷蔵庫でゆっくり解凍する方法です。冷蔵解凍よりも傷が入りづらく、品質の劣化を一番抑えることができます。
氷水は、水よりも熱伝導率が高いためかつおを均一に冷やすことが可能です。そのため、ドリップの発生を抑えると同時に、部分的な解凍のずれを防ぐこともできます。
「解凍時間に比例して味は生に近くなる」と覚えておこう!
解凍によって品質が悪くなる原因のドリップは、時間をかけて解凍することで急激な温度変化による細胞の傷を防ぎ、発生を抑えられます。
より高品質なかつおを味わいたいという方は、すぐに食べられないというデメリットはありますが、ゆっくりと時間をかけて解凍するといいでしょう。
反対にドリップが発生する可能性はあるが、すぐにかつおを味わいたいという方は、時間のかからない流水解凍をお試しください。
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高知で獲れる高品質のかつおは、正しい手順を踏むことで全国各地どこでも味わうことが可能です。
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本記事で触れた解凍方法を用いて、ぜひご家庭で冷凍鰹を召し上がっていてはいかがでしょうか。