高知名産「金目鯛」とは?旬・おすすめの食べ方を解説

金目鯛が並んだ画像

高知を代表する水産物のひとつに金目鯛があります。

クセがなく人を選ばない味なので、老若男女問わず人気のある魚です。漁獲量は全国でも上位に位置し、県内の様々な場所で購入できます。

本記事では金目鯛の特徴や旬、おすすめの食べ方について解説します。

※記事監修:高知市に本社がある、七和海岸通り市場の運営元「株式会社七和」

※記事執筆:高知の美味しいものに詳しい、株式会社七和の従業員

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高知が誇る名産品「金目鯛」とは

金目鯛頭部

金目鯛はその名前から鯛の仲間と勘違いされがちですが、キンメダイ目キンメダイ科と呼ばれる独自の分類に属する深海魚です。目にあたる光が反射して金色に見えることから金目鯛と名づけられました。赤色の身体をしており真鯛に近い姿をしているため、地方によっては縁起物です。

日本の主な産地は静岡・神奈川・千葉・東京・高知の5県です。高知県では主に土佐清水市や室戸沖で水揚げされており、漁獲量は全国4位、西日本一を誇ります。

タンパク質が豊富に含まれている白身魚であり、味にクセが無くほんのりと甘い身をしているのが特徴です。以前は安値で取引されていましたが、流通する間に評価が高まり近年では高級魚となりました。

金目鯛の旬

金目鯛は年間を通して漁獲され、季節による味の変化が少ない魚です。高知では6~7月頃、12~2月頃の2回に分けて旬の時期が訪れ、一般的には冬の方が美味しさが増します。

初夏は産卵を控え栄養を蓄えているため、身が大きく脂の乗りが良いです。また、産卵を終えて体力が戻った冬は更に丸々と太っており、初夏の金目鯛よりも脂が蓄えられています。

金目鯛のおすすめの食べ方

金目鯛には様々な調理方法がありますが、なかでも人気の「塩焼き」「煮付け」「丼ぶり」について解説します。

塩焼き

金目鯛の塩焼き

金目鯛の脂の旨みを味わうなら、塩焼きがおすすめです。中火で3~5分程、身の方から焼きます。ほどよく焼き色がついたら裏返して皮側も加熱してください。水分が失われて食感を損ねる可能性があるので、時間を確認しながら火を通しましょう。

解凍の際にうまみ成分が抜けることがあるので、冷凍保存されている場合は解凍せずにそのまま調理してください。

煮付け

金目鯛の煮付け

金目鯛のほんのりと甘い身は煮付けとの相性も抜群です。調理する際は、初めに湯通しを行ってください。生臭さを取り除きウロコを落としやすくするため、後の作業が楽になります。

干物自体に塩気が含まれているため、醤油の量は控えめでかまいません。沸騰後に発生するアクは苦みの原因なので、こまめに取り除きましょう。

丼ぶり

キンメ丼

高知県東部の室戸市名物「キンメ丼」は、訪れた際には必食です。

室戸沖でとれた金目鯛を使用し、ご飯に室戸産の金目鯛の照焼きや地魚の刺身」がのります。また「金目鯛の出汁」も付いてくるため、お茶漬けとして楽しむこともできます。

まとめ

金目鯛は味を主張しすぎないため、シンプルな塩焼きはもちろん、他の食材とも調和しやすく様々な料理で活躍します。季節による味の変化が少ないため食べられる期間が長く、手に入りやすい点も魅力です。旬の時期、特に冬場は品質も良く絶品なため、時期を選んで購入しても良いでしょう。

ぜひ一度、高知が誇る金目鯛を召し上がってみてはいかがでしょうか。

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